バードウォッチングを楽しむための道具

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バードウォッチングを始めたい人にとっての疑問が、「一体何を用意すればよいの?」ということなのではないでしょうか。必要な道具を揃えることで、より充実したバードウォッチングを楽しむことができるようになります。
今回は「バードウォッチングを楽しむための道具」についてまとめてみました。

双眼鏡

バードウォッチングの必需品、双眼鏡

野鳥は人の気配にとても敏感なので、遠くから鑑賞できる双眼鏡は必需品です。
双眼鏡にも様々な種類がありますが、バードウォッチングは基本的に野外で行うため、防水機能は必須と言えるでしょう。

双眼鏡の選び方

双眼鏡はシーンにあった倍率を選ぶ必要があります。森林であれば8~10倍、湖沼や干潟では8~12倍が主流ですが、特に初心者の方であれば8倍をおススメします。そして野鳥が急に飛び立っても目で追えるような広視界タイプのものであれば一度に広い範囲を確認することができます。

目から遠い方にある対物レンズが大きければ大きいほど光がたくさん入ってくるため明るく見えますが、その分重量も増えてしまいます。見えやすさも大切ですが、特に女性は軽さや大きさなど、無理のないものを選ぶとよいでしょう。
できれば窓のあるお店で、外の景色を試しに見ることができると、双眼鏡選びを失敗せずにすみますね。

望遠鏡

慣れてきたら使ってみたい、望遠鏡

野鳥観察を続けていると、双眼鏡だけでは物足りなさを感じるときが出てきます。特に広い干潟や湖など開けた場所で野鳥を探す場合に望遠鏡はその威力を発揮します。かなり遠くにいる野鳥もすぐそこにいるように感じられるので、持っていればよりバードウォッチングの醍醐味を感じることができるでしょう。
望遠鏡は三脚に取り付けて使用します。車の振動や少しの風でもブレてしまうため、なるべくしっかりした三脚を選ぶことをおススメします。

望遠鏡の選び方

一般的には20~30倍のものが多く使われています。
また望遠鏡には接眼レンズから対物レンズまでが一直線の直視型(ストレートタイプ)と、接眼レンズ取り付け部分が斜め45度上に傾いていて、上から覗き込んで見るタイプの傾斜型(アングルタイプ)のものがあります。

直視型は初心者でも使いやすいというメリットがありますが、長時間の観察は肩や首に負担をかけてしまうというデメリットがあります。傾斜型は肩や首に負担がかかりにくい反面、初心者には使いにくいというデメリットがあります。

野鳥図鑑

用途によって揃えたい、野鳥図鑑

バードウォッチングをする上での楽しみが、野鳥を見つけることと、その野鳥がどんな種類であるのかを特定することです。特に見つけた野鳥が希少種だった場合など、その感動はひとしおですが、鳥の種類を特定できないことには始まりません。

様々な野鳥図鑑が出版されていますので、やはり一冊は持っておいた方がよいでしょう。野鳥の種類がわかるようになると、さらにバードウォッチングの奥深さを知ることができるはずです。

野鳥図鑑の選び方

野鳥の種類がたくさん載っている図鑑はじっくりと調べられることがメリットです。けれどもその分重量が増えてしまうというデメリットがあります。コンパクトサイズであれば持ち運びに便利なので手軽に調べることができますが、その分種類がカバーしきれていなかったり、情報も少なくなってしまったりすることがあります。用途や場面によって使い分けるようにするとよいでしょう。

ある程度の野鳥が把握できるようになったら、カモ類やワシタカ類など、種類に特化した図鑑を購入してみることもおススメです。
また最近ではバードウォッチングに対応したスマホのアプリなどもあります。デジタルに強い人はそちらも活用してみるとよいでしょう。

>>その他の関連する記事はこちら →  鳥を観察する時の3つのポイント

まとめ

バードウォッチングの道具についてまとめてみました。
ただブラブラと野鳥を探すだけでも楽しめますが、道具を用意して使いこなすことによって、よりバードウォッチングを深く楽しむことができるはずです。
是非自分に合った道具選びをするところから楽しんでみてくださいね!